初パターン!大谷「ライト→救援登板」
「日本ハム2-7ソフトバンク」(18日、帯広)
八回、ベンチを出た日本ハム・大谷が歩を進めたのは、それまで守っていた右翼ではなく、マウンドだった。野手から投手という二刀流初のパターンだ。
先頭の本多には左前打を許したが、細川は力強い直球でバント空振りの三振とすると、中村とは全15球の意地の対決。フルカウントから8球ファウルで粘られたが、最速154キロを記録するなどし、一ゴロに仕留め、後続を断った。
5点ビハインドと点差が開いたことで巡ってきた調整登板の機会。2連戦が続き、先発が予想される23日のオリックス戦(京セラ)まで登板間隔があいてしまうための“苦肉の策”だった。
七回の攻撃中にブルペンで約20球を投げて、肩をつくった。1回1安打無失点の結果に、大谷は「この中継ぎの経験を次の登板機会につなげたい」と充実感を漂わせた。