仙さん慌てない…4連敗も「想定内」
「楽天3-5日本ハム」(21日、K宮城)
まだ、慌てない。4月17日以来、今季2度目の4連敗となった試合後の楽天・星野監督は「まだまだ。いつも言ってるように山もあれば谷もある。想定内。4連敗はいかんけどね」と、サバサバした表情で語った。3カード連続の負け越しも決定。楽天に試練の日々が続く。
先発の美馬にアクシデントが起こった。四回無死、大野の打球をのど付近に受けて負傷降板。仙台市内の病院で検査を受け、骨に異常はなく、打撲と診断された。「明日以降どうなるか様子をみないと」と美馬。20日に先発した戸村が不振で登録抹消。美馬の回復次第では、先発の駒不足が深刻化する。
指揮官は八回から登板し、2失点した片山におかんむりだった。「2死走者なしから2点取られるようじゃさみしい。どうしようもない」。最終回に2得点した打線の粘りを考えれば、もったいない失点であった。
左内転筋痛の藤田、左脇腹痛の牧田、左かかと痛の聖沢と、ここに来てけが人が続出。チーム状態は決して良くはないが「バタバタする必要はない」と闘将。報道陣を諭すように、会見場を後にした。