原G投壊3連敗「私の継投ミス…」
「DeNA11‐2巨人」(23日、横浜)
お粗末だった。投壊現象が止まらなかった。巨人は投手陣が11失点と炎上し、本来はお得意さまのDeNAに大敗した。7月12~14日の中日戦以来となる3連敗を喫した。
試合後の原監督はふつふつとわき上がる怒りを懸命に我慢したのか、努めて冷静に敗因を語った。「中継ぎ陣は責められないでしょう。私の継投ミス、というところでしょうね」。潔く自身の“ミス”を認めた。
試合をぶち壊したのはリリーフ陣だった。2‐3の六回。2番手の香月が多村に2ラン、3番手の高木京が梶谷に3ランを浴びた。勝負どころでチームが得意とする空中戦に持ち込まれ、打つ手もない。まさに中継ぎ陣が火の車だった。
指揮官は先発のホールトンに苦言を呈した。5回3失点ではあったが、三回、先頭の荒波に四球を出し、さらに盗塁を許したことを引き合いに出した。「細かいことを言うとね。フォアボールを“二塁打”にしたり」とご立腹だった。
ただ、投手陣が“緩い”のは、紛れもない事実だ。3連敗中は計25失点で、とても首位を独走しているチームとは思えないありさま。原監督は「流れが同じゲームが多い。あしたからガラッと流れが変わるようにやっていきます」と現状を打開することを誓った。
ジワジワと迫ってくる2位・阪神とは5ゲーム差。急失速は何とか避けたいところだが…。