ノリ現役トップ404号も「通過点」
「DeNA11-2巨人」(23日、横浜)
高々と舞い上がった白球が、左中間席に着弾した。四回、DeNA・中村が決勝の14号ソロ。通算404本塁打となり、現役では中日・山崎を抜いて単独トップに躍り出た。21年目のベテランは「通過点です。個人的な数字は考えてなく、勝ちに貢献できたことがうれしい」と喜びをかみしめた。
仕留めたのはスライダー。天性の長距離砲は「自然にバットが出た」と、軽々とスタンドまで運んだ。同点に追いつかれた直後、再び流れを呼ぶ価値ある一発。中畑監督も「みんなに元気を与えてくれた」と、殊勲のベテランをたたえた。
今季は通算2000安打も達成。7月に40歳となったが、豪快なスイングは健在だ。「ボールも見えているし、まだできそうだなとは思う」。貪欲に、豪快に、本塁打を量産していく。