巨人・内海哲也投手（３１）が２６日、先発する２７日の阪神３連戦初戦での必勝を誓った。川崎市内のジャイアンツ球場で調整後、「先陣を切りたい。絶対に抑えられるかは分からないけど、勝負はできるんじゃないか」と決意を語った。

　揺るぎない自信の表れだった。阪神戦は、今季初登板で各打者を映像で確認しただけ。だが通算２０勝（１４敗）、防御率２・４３の虎キラー。「相手は関係ない。相手より自分をしっかり出さないといけない」。そう涼しい顔で言えるのも、蓄積された経験値があればこそだ。

　左腕の状態は上向きだ。２０日のヤクルト戦では八回途中無失点で１０勝目をマーク。２７日に向けても「しっかり準備できたと思う」と充実の表情で話す。川口投手総合コーチは「（３連戦の）初戦を取る。あしたが１番大事。すべてはそこでしょう。内海さんがチームに勢いをつける」と全幅の信頼を寄せて送り出す。

　ゲーム差は５。最短のマジック再点灯は２８日。直接対決第１ラウンドをエースで勝てばこれ以上ない弾みがつく。原巨人が虎の出はなをくじく。