オリ松葉3カ月ぶり勝利で首位いじめ

 「オリックス4‐0楽天」(27日、京セラ)

 首位いじめの主役は、新人左腕だった。5月22日に3勝目を挙げて以来、勝ち星から遠ざかっていたオリックスのドラフト1位・松葉(大体大)が快投を披露。初回、四回に2四球ずつと制球に苦しむ場面も見られたが、丁寧さを最優先させた投球で楽天に得点を許さない。

 五回以降は3人ずつで片付けて、7回を2安打、無失点。これまでの6回0/3を上回り、プロ最長を投げ、4勝目を挙げた。

 負ければチームは今季初の借金10。これまで4勝11敗と一方的にやられてきた楽天との初対戦でのルーキーの好投に、森脇監督は「楽天の打者は、左でも左を苦にしない。そういう中でよく投げた」と松葉を絶賛した。

 前回、20日のソフトバンク戦では4回もたずに降板。「点を取られたら、すぐ代えられることが分かった上で、苦しい前半をしのげたのが大きかった」と自己分析した松葉。「相手が首位とか関係なく、気持ちを前に出して投げました」と続けた。

 救世主、というには苦しい順位だが、松葉の成長がチームの未来を照らしたことは、間違いない。

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