ロッテ・大谷“背水の陣”で快投
「ソフトバンク0‐6ロッテ」(27日、ヤフオク)
背水の陣で先発したロッテ・大谷が、チームを救う快投で応えた。降板する七回途中まで2安打無失点。前回17日の先発では1回を持たず、わずか1/3回でKOされたが、見違える投球だった。
「あれより最低はないと思って自分を信じて投げました。前回からいろいろフォームを変えたりしてよかった」。チームは前カード、首位楽天との直接対決で3連敗していた。ローテの谷間で連敗ストップを託された右腕が、ソフトバンク打線から凡打の山を築いた。
通常、先発時は2日前にブルペン入りするが、「登板前余計なことを考えないように」と前日も50球ほど投げ込んだ。調整法を変えるなどの試行錯誤が実を結んだ。
楽天とは再び4・5差。3連敗後の宿舎で全員を集め、ハッパをかけた伊東監督は「諦める数字でもないし、諦めるつもりもない」とキッパリ。追撃態勢を整える意味でも大谷の力投は大きい。