伊東ロッテ、皮肉…勝って楽天M点灯
「ソフトバンク2‐3ロッテ」(28日、ヤフオク)
最後はロッテの守護神・益田が3人で抑え、ゲームセット。この瞬間、皮肉にも先に勝利した首位楽天にマジックが点灯したが、そんなことはお構いなし。伊東監督は笑顔で出迎え、1人1人と固い握手を交わした。そして「マジックが付こうが付くまいが、目先の勝利にこだわって勝っていくだけだよ。次の楽天戦まで差を縮めるだけ」と前を向いた。
前日の大谷に続き、先発唐川が七回途中2失点の好投。首位追撃へ手応えの連勝だ。先発陣で成瀬、古谷らが離脱する中、今季は唯一開幕からローテを守る。昨年に並ぶ8勝目を挙げた唐川は「優勝争いの中で投げている充実感はある」と喜びをかみしめた。
これで3カ月ぶりの月間勝ち越し、ソフトバンク戦勝ち越しを決めた。首位とは4・5差と厳しい状況に変わりないが、伊東ロッテはまだまだ諦めずに勝ちにいく。