森脇監督「執念、集中力は楽天が上」
「オリックス2-4楽天」(29日、ほっと)
ついに禁断のゾーンに足を踏み入れてしまった。オリックスは今季ワーストの借金10。CS出場権を得る3位までは7ゲーム差だ。森脇監督は「金子が投げるカード。勝ち越さなきゃならん3連戦で、執念、集中力は楽天が上だった」と認めた上で、「これを受け止めてこれからの試合、改善して行かなきゃ」と前を向いた。
前日は1点差、この日は2点差。競っているからこそ、悔しさも募る。先発・西は初回無死一、二塁で銀次を遊ゴロ併殺に仕留めた。この流れに乗りたいところで、ジョーンズに先制の中前打を許し、続くマギーに痛恨の2ラン。
西はその後立ち直り、七回までは無失点だっただけに、西本投手コーチは「1点取られたところで、ひと声かけてあげれば変わっていたかも」と自らを責めた。その西も「大事な立ち上がり、何とか最少失点で切り抜けなければ」と振り返った。
新人・松葉で勝ち、金子、西で1勝2敗に終わった今カード。“絶対勝ち越し”の意気込みが大きかった分、痛手は尾を引きそうだ。