ソフト明石2軍戦から“駆け付け1発”
「ソフトバンク5-1ロッテ」(29日、ヤフオク)
6時間前には雁の巣球場にいた男の“駆け付け一発”だ。同点の四回1死二、三塁で、ソフトバンク・明石が右翼席へ今季1号3ラン。「本当に最高の一打です!」。昨年6月5日の巨人戦以来、450日ぶりのアーチとなった。
ウエスタン・中日戦で3打数1安打し、六回の守備から交代。自分の車でヤフオクドームに走った。5月17日の阪神戦以来の1軍。「せっかく呼んでもらったし結果を出したい」と、7番一塁のスタメン起用に応えた。
今季は2度の右膝痛に苦しんだ。1月の沖縄自主トレ中に痛め、開幕は2軍。6月4日のウエスタン・中日戦でも守備で味方野手と激突。2軍とリハビリ組を往復しながらチャンスに備えた。
王貞治球団会長も「(起用した)監督もよかったと思うし、コーチもそう。みんなの士気が上がるよね。ファームにいる選手たちも励みになったと思う」とご満悦。秋山ホークスは逆転Vを諦めてはいない。