ロッテドラ1松永、初先発で貴重な勝利
「ロッテ8‐2日本ハム」(30日、QVC)
これまで52試合、中継ぎで登板してきたロッテ・松永がプロ初先発で5回1失点。期待を上回る好投で先発勝利を挙げたルーキーは「(先発は)楽しくない。五回まで必死の気持ちでした」と重責を果たし、安ど感をにじませた。
ローテの谷間を救った。当初、先発予定の古谷が左肩の張りで離脱。25日に先発を告げられた時には「冗談でしょ」と驚いたという。慣れない先発に立ち上がりはアブレイユに適時打を浴び失点したが、二回以降は無失点に抑えた。プロ最長となる三回以降も球威は衰えず、五回まで140キロ台の直球を投げ、日本ハム打線を封じた。
この日は大先輩の助言も効いた。始球式に訪れた村田兆治氏からは「気負うことなく丁寧に投げなさい」と先発の心得を諭され力投。「急な先発で心配してたけど、よく1点で抑えたよ」と伊東監督も喜んだ。