「ロッテ７‐５日本ハム」（３１日、ＱＶＣ）

　首位楽天の追撃へ負けられない一戦で、ロッテが快勝した。伊東監督は「ツキがあったね。本拠地のうちがこういう条件で負けるわけにはいかなかったけどね」。最大風速１４メートルの強風を味方につけ、してやったりだ。

　三回にまず風の恩恵を受けた。２死一、二塁から角中の中前適時打で勝ち越し、鈴木の右前適時打でもう１点。満塁で里崎の左飛は風に戻され、左前へポトリ。滞空時間の長い飛球で一走の鈴木も本塁生還だ。ラッキーなタイムリーに「神風が吹いてくれました」と里崎はニヤリ。この回一挙５点で主導権を握った。

　七回にも強運が舞い込んだ。２死一塁から５球目に角中の打ち上げた一邪飛を西川が落球。打ち直して右中間適時二塁打。ダメ押しの７点目に「打ち損じてやっちゃったと思ったけどラッキーですね」と角中も喜んだ。

　日本ハムに連勝で２カード連続勝ち越し。デーゲームで首位楽天が敗れ、再び４・５差に縮まった。「負けたことはわかっていたけど、相手は関係ない。目の前の試合を勝つ」と伊東監督。運気は上向いてきた。この勢いで勝ち続ける。