巨人、菅野の力投ドローで「M19」

 「巨人2-2中日」(1日、東京ド)

 延長十二回ドロー。7度も得点圏に走者を進め、うち2度の満塁機で無得点だった。あと一打が出なかった。しかし、巨人・菅野の力投でマジックを減らし、勝ちに等しい引き分けとなった。9回7安打2失点(自責1)。存在感が光った。

 「ギリギリ合格くらいですかね。九回まで投げられたのは自分としてもチームとしても、よかったですけど」

 試合後の表情は厳しかった。悔いが残ったのは2点を奪われた二回だ。厳しいゾーンを攻めた結果、2四球を与えてピンチを招いた。2死満塁から谷繁の適時打と味方の失策で失点。傷口を広げなかったことで三回以降のテンポのよい投球につながったが「結果的に2点でおさまったけど、一歩間違えたらゲームを壊していた」と反省しきりだった。

 中日は8月18日に自己ワーストの2回1/3、7失点でKOされた相手。「ストライクゾーンに変化球がまとまりすぎた」と自己分析した。投球の理想像は「ストライクゾーンでの勝負が究極。見逃せばストライク、打てば凡退になる投球」だが、内角に投げきれなくては相手も怖さがなくなる。

 前回25日・DeNA戦ではストライクゾーンへの投げ分けにメリハリをつけ、7回2失点で11勝目。今回の登板前にはDeNA戦のビデオを見返し、いいイメージを膨らませてマウンドに上がった。ハーラートップに並ぶ12勝目はお預けとなったが、仕事は果たした。

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