「巨人（中止）ヤクルト」（４日、福井）

　シーズン最多５５本塁打まであと３本に迫る、ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手（２９）が巨人戦の雨天中止決定後、本拠地・神宮球場での記録達成を予告した。

　「１号も（通算）１００号も、球団タイも新記録も、節目のホームランは神宮で達成してきた。日本タイ記録に並ぶのも破るのも、神宮のファンの前でできれば、それ以上うれしいことはない」。名古屋への移動バスに乗り込む直前、バレ砲はこう言い切った。思い描くのは、１０日からの神宮６連戦での記録達成だ。

　前夜の巨人戦では、勝負を挑んできたＧバッテリーに対し、４打数１安打。重圧もあるが「調子は崩していない」ときっぱり。６日からの中日戦は広いナゴヤドームだが、「ホームランを狙うと打率も落ちるし逆効果。良い球をコンパクトに振っていきたい。ホームランに執着すべきではない」と、アーチ量産にこだわらず打席に向かう。