脚部の不安から人生初の一塁で先発している巨人の坂本勇人内野手（２４）が、１０日のＤｅＮＡ戦（新潟）にも本来のポジションである遊撃に復帰する。９日、遠征先の伊丹空港から新潟へ空路で移動。患部の状態について明かした。

　「今朝起きて、感じはよくなってきています。いい状態で明日の試合に臨めると思う。（遊撃で）いけと言われたら、いける準備はできている。もう大丈夫だと思います」

　最終判断は当日の状態を見てからになるが、患部は確実に回復している。甲子園での阪神３連戦初戦となる６日の試合前練習中に脚部を痛め、３試合を一塁手として過ごした。原監督は今後の起用法について「スタメンか抹消」と説明。代打待機はさせず、先発起用できなければ２軍調整させるという。

　指揮官は遊撃での先発について「それはどうかな」と慎重な姿勢を見せたが、状態は「よくなってきてるみたいだね」。通算１００本塁打まで、あと１本の坂本。最後まで最善策を模索する。