原G余裕…今村をプロ初登板初先発へ
高卒2年目の巨人・今村信貴投手(19)が、16日の広島戦(マツダ)でプロ初登板初先発する。13日、ジャイアンツ球場での投手指名練習に合流。緩急で打ち取る投球が持ち味の若き左腕は、「緊張します。なんとか試合をつくりたい」と意気込んだ。
余裕の表れか‐。優勝マジックは「7」。順調に減らせれば、今村のプロ初勝利で優勝王手となる可能性もある。今季はファームで10勝3敗。昨年には2軍でノーヒットノーランを達成した有望株だが、優勝を目前に若手を登用する。
沢村が中継ぎ転向中のため、巡ってきたチャンス。優勝を前にしての抜てきに、斎藤投手コーチは「本来なら優勝が決定してから投げさせてあげたかったけど。1、2軍の違いが分かるだけでも本人のためになる」と経験を積ませる。
羽田空港から空路で広島入りした原監督は「五分の勝負と踏んで、若者を送り出すわけですから」と期待。ファームでじっくりと力を蓄えた若武者が、いよいよベールを脱ぐ。