巨人・菅野智之投手（２３）が１３日、残りの登板試合に全勝し、最多勝、新人王のタイトルを獲得する意気込みを明かした。「（タイトルは）意識してどうこうなるものじゃない。でも、あと何試合、投げられるかわかりませんが、すべて勝つくらいの気持ちでいます」。現在チームトップタイの１２勝。先発予定の１５日・広島戦（マツダ）では、ハーラートップ１３勝の前田健と投げ合う。

　このまま中６日でローテを回れば、今月はあと３試合すべてが広島戦の登板。広島戦は５戦３勝、防御率１・６５と相性のいい相手だが、ＣＳ出場を目指す鯉打線との対戦に「今まで以上の気持ちで立ち向かう」と気合十分だ。

　優勝に向けて好投を続ければ、自然とタイトルも近づく。マジックが１桁になっても「気の緩みはない。やることは一緒です」と集中。まずはマエケンに胸を借りる。