楽天敗戦…ベンチにラズナー&島内ユニ
「楽天1-2オリックス」(14日、K宮城)
敗戦に動じることはなかった。再三のチャンスを生かせずに、惜敗した試合後の楽天・星野監督は「オリックスの投手も良かったよ。今となってはそう思わないとダメだ。あしたの投手をいかに崩すかを考えないと」と、淡々と次戦を見据えた。
六回1死満塁、ジョーンズ、マギーの大砲コンビが沈黙した。「A・J(ジョーンズ)が何とかしないと。マギー(中堅への大飛球)も逆風か。稼頭央は(以前に)放り込んだのにな」とジョーク交じりに苦笑い。負けてもロッテと6・5差。鬼の仙さんは影を潜め、静かに試合を振り返った。
先発の辛島も7回2失点と及第点。「ぜいたくを言えば(先制した直後に)連打を食らったらダメだ。でも、トータルとしては良かった」と責めなかった。「次は勝つことが一番」と、闘志を燃やす左腕。後味の悪さは残らなかった。
試合前、ベンチに戦線離脱したラズナーと島内のユニホームがベンチに飾られた。右肘負傷で帰国したラズナーと、左肩負傷で登録を外れた島内。快進撃を支えた2人とともに。また15日から、優勝へ向かって突き進んでいく。