オリ比嘉、楽天AJ斬り!窮地救った
「楽天1-2オリックス」(14日、K宮城)
オリックスが最少リードを5投手の継投で守り抜いた。1点差ゲームは今季16勝22敗で、ここまで9連敗中だった。それだけに森脇監督は「大きい。こういうゲームを取ってこそ。弱いところから、強くなりかけている」とナインの成長に目を細めた。
中でも輝きを放ったのが比嘉だ。六回1死満塁で登板してジョーンズを空振り三振、続くマギーを中飛。絶体絶命の窮地を見事に切り抜け、「緊張した。何とか粘れてよかった」と安どの笑み。指揮官も「ここまでの経験をしっかり生かしてくれた」と称賛した。
4年目の今季は勝利の方程式の一角を託され、ここまで自身最多の52試合に登板。カーブやチェンジアップを習得し、緩急の利いた投球で飛躍を果たした。「白星やホールドはいらない。できるだけ使ってほしい」。最後まで大車輪の働きで、チームの浮上に力を尽くす。