G菅野 新人王争い後退…5回5失点KO

 「広島10‐0巨人」(15日、マツダ)

 最多勝を争う相手エースとの投げ合いは、対照的な内容となってしまった。巨人・菅野は六回の打席で代打を送られてマウンドを去った。5回5失点。被安打9のうち、初球打ちによる安打が6本と、鯉打線の積極性にのみ込まれた。5敗目を喫し、ヤクルト小川との新人王争いからも後退した。

 広島とは今季6度目の対戦。試合前まで3勝無敗、防御率1・65と相性がよかった。当然、相手は攻略法を模索する。「自分も対策を練って入りましたけど、考えていることとやったことが一致しなかった」と菅野。二回に打者9人攻撃で4点を失い、四回にはエルドレッドの適時二塁打で追加点を奪われた。

 3点を失い、なお無死満塁の二回には、マウンドにやってきた原監督からケツをたたかれた。「みんなが守っている。1球1球、考えて放りなさい」。以降、粘り強い投球を続けたが、相手がマエケンでは、すでに致命的な点差がついていた。

 指揮官は「現状の実力(の差)が出たかな、というところ。相手エースと戦って勝負できるようにならないと」と今後に期待した。菅野だって思いは同じだ。「堂々としていて、これがエースだな、と思った。僕もいずれは、そういうレベルに行きたい」。中6日で登板すれば、今月は残り2試合が再び広島戦。「リベンジできるように頑張ります」。いつかエースと呼ばれる存在になるためにも、やられたままではいられない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス