大谷、特別な思いでマー君とラスト対決
日本ハムの大谷翔平投手(18)が、楽天・田中将大投手との“ラスト対決”を前に20日、万感の思いを吐露した。21日の楽天戦(札幌ドーム)が田中とは今季、最後の直接対決となることが濃厚。うわさされるメジャー行きともなれば対戦は難しくなるだけに、特別な思いを胸に最後の打席に立つ。
プロ1年目の今季、投打で対戦するたびに、圧倒的な存在感を見せつけられた。打者としては8打数無安打、5三振と完全に封じられた。9月6日には投手として投げ合ったが、大谷は5回2失点で勝ち負けつかずだったのに対し、田中は9回2失点の完投勝ちだった。
「投手としても、打者としても、本当に勉強することが多い投手。明日(21日)は、まず打てるように頑張りたいが、思いも持って打席に立ちたい」。メジャーという同じ志を持つ超一流投手の1球1球を胸に刻むつもりだ。
チームは田中に2010年9月10日から11連敗中。今季だけでも6連敗している。大谷は「まだまだCSの可能性はある。しっかりと勝てるように準備する」と気合を入れた。