楽天M5!爆勝で4年ぶりCS決めた
「日本ハム1-15楽天」(22日、札幌ド)
まずは第一関門突破といったところか。星野楽天が圧勝で優勝マジックを「5」とし、2009年以来4年ぶりとなるCS進出を決めた。CS決定について聞かれた星野監督は「何レベルの低いこと言ってんだ」と、笑い飛ばしてバスに乗り込んだ。
猛打爆発。17安打15得点。「もう、誰が打ったのか覚えてないよ」と苦笑した。二回に5点、五回に2点、七回、九回で計8点と、理想の展開。相手は完全に戦意を喪失していた。「いつもこれくらい打ってくれたらいいのに」と指揮官。優勝を目前にするチームの勢いが出た。
指揮官は23日の日本ハム戦について、宮川を今季初先発にし、正捕手の嶋、鉄壁の二遊間コンビ、藤田と松井も休養させることを示唆。「オープン戦でも『このメンバーなら負けても仕方ない』とか絶対に思わない。『このメンバーで勝つんだ!』と言ってきてる」と、控え組へチャンスを与え、勝利を取りにいくつもりだ。そして、24日からの対西武3連戦での優勝をにらみ、万全の状態で主力をぶつける。
開幕前「Aクラスに入らなければ腹を切る」と言っていた闘将。しかし、結果は余裕の3位入り。CS突破、日本一を目指す上での、通過点に過ぎなくなっていた。昨季の優勝チームからの大勝は、それを印象づける結果。最短25日のリーグ優勝へ、視界は限りなく良好だ。