ソフト東浜プロ初星「やっと勝てた」

 「ロッテ4‐5ソフトバンク」(23日、QVC)

 ソフトバンクのドラフト1位・東浜(亜大)が6回を3安打3失点。3度目の先発でプロ初白星をつかんだ。「もがき苦しんでやってきた。喜びより、チームへの申し訳なさとやっと勝てた安心感がある」と感激に浸った。

 二回にブラゼルに逆転2ランを浴び、1点リードの六回には井口に同点ソロを許した。それでも「捉えられていない」と感じた最速144キロの直球に変化球を織り交ぜ、3安打に抑え込んだ。

 5カ月ぶりの1軍マウンド。日本ハム・大谷、阪神・藤浪らの新人が活躍する中、「悔しい思いしかなかった」。5月下旬から約1カ月間、走り込みなどで下半身と体幹を強化。本来の力強い直球を取り戻した。

 チームは連敗を3で止め、2位ロッテに1ゲーム差。価値ある1勝にも「これで終わりじゃない」と、東浜は気持ちを引き締めた。

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