燕・藤本、神宮で胴上げ現役最後は三振

 「ヤクルト10-3巨人」(24日、神宮)

 ヤクルト・藤本は現役最後の打席を三振で終えた。六回1死。代打で打席に立つと、カウント2‐2から田原誠のカーブをフルスイング。「つぶれてもいい気持ちで思い切り振った」。ベンチに戻ると同じく現役を退く宮本から「打てないから引退するんやろ?」と冗談っぽく声を掛けられ、「その通りです」と笑顔で返した。

 試合後、お立ち台で「短い間でしたが、ファンの方の声援で成長できた」とあいさつ。ナインの手で3度胴上げされ、最後は裕貴夫人、4人の子供たちと記念撮影。阪神のV戦士が燕党に惜しまれながら、13年間のプロ野球人生に幕を下ろした。

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