楽天、連夜サヨナラ負けに仙さんお怒り
「西武4‐2楽天」(25日、西武ド)
いよいよ優勝…というムードではなくなっていた。星野楽天が連夜のサヨナラ負け。ロッテの敗戦で優勝マジックが「2」となり、26日にも球団史上初の優勝が決まるが、星野監督は「こんな野球やってたら勝てるわけない。マジック?どうでもええわ!」と怒りをあらわにした。
2点を先制し、ハウザーの危険球退場で緊急登板となった2番手の福山が4回1/3を無失点と好投。理想的な展開だったが、その後の中継ぎ陣が崩れた。逃げ切れば福山のプロ初勝利だっただけに、指揮官は「福山に勝たせてやらんといかんのや。安い給料のやつがあんなに頑張ってるのに」と吐き捨てた。
七回、敵失などで2死一、三塁の好機。しかしマギーの打席で、涌井が1球投げた直後、一塁走者の銀次が飛び出して、けん制死。相手のミスから生まれたチャンスを生かせず、追加点を奪えなかった。「あそこで点を取れないから、こうなる。銀ちゃんは何を考えて野球やってるんだ」と苦言を呈した。
リーグ制覇は目前と思われた状況で2試合連続サヨナラ負け。日本ハムを3タテして乗り込んできた勢いは消えてしまった。26日の西武戦に勝ち、ロッテが負ければ悲願の初優勝となるが、優勝についての質問は「そんなもの、つかみ取らないといかんのに。他力本願じゃあダメなんだ」とピシャリ。優勝直前に、大きなカミナリが落ちた。