「ヤクルト７‐６巨人」（２５日、神宮）

　ふがいなかった。巨人・宮国が４回を１０安打６失点でＫＯされ、ＣＳ先発争いで脱落した。

　とても短期決戦を任せられる投球ではなかった。一回に４安打を集中され、あまりにも簡単に２点を先制された。四回にも４失点し、立ち直る気配もなかった。

　前回１８日は四回途中２失点で降板。期待して起用してきた原監督の我慢も限界だった。「いい環境の中で育ってほしいと思ってやらせているけどなかなかね。大学でもエースになれないだろうね」。高卒３年目の右腕に“ダメ出し”だ。

　ＣＳファイナルＳの先発は内海、杉内、菅野が確定。４番目以降が競争になっていた。「ＣＳベンチ（入り）も難しい？」の質問に川口投手総合コーチは「そう思ってもいいんじゃないかな」と説明。宮国は「一から出直します」と必死に前を向いた。