星野楽天、美酒染みた?守備ボロボロ
「ロッテ6-0楽天」(27日、QVC)
歓喜の初優勝から一夜明け、星野楽天がミス続出で敗れた。2失策がいずれも失点に絡む後味の悪さ。星野監督は「考えられない。外野フライ2つ落として。ビールが目に染みたんだろう」と冗談を交えながらも、表情は険しかった。
夜半過ぎまで続いた祝勝会。寝不足、二日酔いが影響したのか。ここまでリーグ最少失策のチームらしからぬ守乱を連発した。1点リードされた六回。先頭清田の中飛を今季初スタメンの榎本がポロリ。三進を許した。
2点を失った後、1死一、三塁からは銀次が本塁へ悪送球。雑なプレーに、闘将もベンチをたたき怒りをあらわにした。「関係ないです。練習で補うしかない」と銀次は言い訳はせず反省した。
祝杯疲れを考慮し、藤田、ジョーンズ、松井、嶋、聖沢ら主力を休ませたが、星野監督はアピールしなければいけない立場の若手のお粗末なプレーに怒り心頭。「次からは許さない」。前日は深夜3時まで祝杯を挙げていた指揮官も、乾杯から一転した完敗に酔いが一気にさめたようだ。