G村田、久々2ランに「出て良かった」
「巨人4‐2ヤクルト」(3日、東京ド)
4番がやっとお目覚めの一発だ。2‐2の五回一死一塁。巨人・村田が、八木から左翼席へ勝ち越しの25号2ラン。9月14日以来のアーチに、思わず頬が緩んだ。
「長打は狙ってなかった。コンパクトに振った結果、しっかり捉えられて距離が出てくれた。結果が出て良かった」と納得の表情を浮かべて振り返った。
7、8月に連続で月間MVPを獲得しリーグ連覇にも貢献した。「7、8月はずっと良かったので、1回(調子が)悪くなると思った」。焦ることなく、調整を続けた。この夜は三回の適時打を合わせて2安打3打点。やっと復調の兆しを見せた。
「24本で止まっていて25本は何とか打ちたいと思っていた」。背番号と同じ本塁打数に到達し、気持ちに区切りもついた。視線の先には、CSファイナルSがある。「(レギュラーシーズンの)残り試合も少ない。状態も少しずつ上がっている」と手応えを口にした。短期決戦でも4番がチームを引っ張る。