大谷“二刀流”打線援護で無敗締め
「日本ハム5‐4ソフトバンク」(4日、札幌ド)
日本ハム・大谷が、“二刀流元年”を、投手として無敗で締めくくった。ルーキーイヤーの最後を飾る先発は、7回7安打4失点。それでも強運を発揮し、打線の援護でプロ初黒星を逃れた。今季は13試合に登板し3勝0敗、防御率4・23で、投手としてはシーズンを終えた。
「順位付けはできないが、課題はたくさん見つかった1年になった。これからさらに前進していきたい」。言葉通り、最終登板でも、多くの弱点を露呈した。1点リードの五回、2本の安打と四球で満塁としてから、押し出し四死球で2点を失い逆転された。走者を背負うと、制球難が顔を出した。
それでも連勝記録は来年につながった。「ゲームをつくれる投手になりたい。もっともっと勝ちを付けたい」。二刀流がさらなる進化を誓った。