意味のある戦いに、エースが今季最後のマウンドを踏む。ＤｅＮＡが５日に中日との今季最終戦に臨む。勝てば今季の対戦カード勝ち越しが決まり、０１年以来１２年ぶりに３球団からの勝ち越し達成。先発する三浦大輔投手（３９）が勝ち投手となれば、４年ぶりの２桁勝利となる。「必死に戦って抑えたい。頑張ります」と意欲を燃やした。

　今季は阪神、ヤクルトに勝ち越し中日戦は１２勝１１敗。中畑監督も「勝ち越しと同率じゃあ、全然違う」と勝ち越しという結果によって、自信をつけて来季に臨む思い。「３球団から勝ち越して、何で５位なんだ？ってことになるけどね」と笑わせた。

　チームには２年続けて２桁勝利を挙げた投手がいなかった。「本来は２桁勝利を挙げる投手が複数いて、だれかが柱になるのが理想」というのが指揮官の持論。勝ち越しと１０勝。２つの目標を達成して来季に弾みをつける。