ソフト来季へ光!東浜プロ初完投初完封
「日本ハム0‐3ソフトバンク」(5日、札幌ド)
ソフトバンクが来季へ希望をつないだ。秋山ホークス初のBクラスが決まったレギュラーシーズンの最終戦。ルーキーの東浜がプロ初完投を完封で飾った。「前半戦はチームに迷惑を掛けた。最後の最後に結果が出た。絶対にゼロに抑えるという強い気持ちだった」。即戦力と期待されながら悔しさを味わった1年目を振り返った。
最速146キロをマークした真っすぐが走り、散発4安打に抑え込んだ。加えて無四球。計10奪三振のうち、7連続で見逃し三振を奪った。チームが3試合連続で決勝点を奪われていた「魔の八回」には、代打中田を高めの真っすぐで空振り三振に仕留めるなど、球威は終盤まで衰えなかった。
最後まで安定しなかった投手陣の再建は来季に向けて急務だけに、秋山監督も「これから次のステップにいけるんじゃないか」と頼もしげにたたえた。4月の2軍降格後に徹底した下半身強化が実を結び、9月下旬に戦列復帰後は3連勝。「やっと思うような投球に近づいてきた」。本領を発揮した東浜が、来季は先発ローテーションの一角でチームを引っ張る。