原監督、CSファイナルへ宮里美見習え
巨人・原辰徳監督(55)が7日、CSファイナルSに向け、女子ゴルフの宮里美香=NTTぷらら=を見習う姿勢を示した。
引き合いに出した宮里美は、日本女子オープンを逆転で制した。苦境を乗り越えただけではない。指揮官としては、苦しくても笑顔を見せるメンタルの強さも印象に残った。「宮里美香さんが『最後まで諦めない』と言っていた」とネバーギブアップの姿勢に感心していた。
CSファイナルSに挑むチームにとっては共通する部分もある。「何が起こるか分からないからね。勝負の神様に聞いてもらうしかない」。短期決戦の怖さも熟知。昨年のCSファイナルSでは中日に初戦から3連敗と“徳俵”に追い込まれたが、大逆転で日本シリーズ進出を決めた。絶対に諦めない姿勢こそが重要、との考えだ。
この日は、川崎市のジャイアンツ球場で全体練習が行われ、ナインは黙々と調整した。短期決戦に向けて「悪いことは考えない。危機管理は大事」と原監督。精神面はポジティブに、そしてできる限りの準備は着々と進める、というわけだ。