西武2位!8連勝でつかんだ本拠地CS
「西武10-2ロッテ」(8日、西武ド)
圧倒した。勝者が2位となる「10・8」。8月以来の2桁得点で、獅子がロッテに勢いの差を見せつけた。8連勝締めで大逆転のCS本拠地開催だ。試合後の最終戦セレモニー。「どうもすいませんでした!」。大観衆へV逸を陳謝し、西武・渡辺監督がなお声を張った。
「終盤の戦いを見ていると本当にぶっとく、骨太のチームになってきたと思います!」。そして「日本一目指して頑張りましょう」。大歓声がドームの屋根で反響した。
猛攻は22歳の4番・浅村からだった。初回2死二塁。成瀬の内角低めの直球を捉え、左翼席に突き刺す先制の27号2ラン。「何とかできて良かった」。9月から中村が復帰しても4番に据え続けた監督は「なかなか選手がそろわない中で4番になってくれた。若い4番。悩みもあったろうけど、重責を果たしてくれた」と目を細めた。
最終14試合を驚異の12勝2敗で4位から2位へ駆け上がった。余勢を駆って、日本一に輝いた2008年以来となるCS制覇に挑む。当時の日本一の立役者、石井の引退セレモニーも試合後に行われ、本拠地の盛り上がりは最高潮に達した。
12日からのCSファーストSで再びロッテを迎え撃つ。今季本拠地では9勝3敗と圧倒している。左前腕の張りで離脱中のウィリアムスも復帰見込みだ。下克上の舞台は整った。