原巨人フェニックスLはフルメンバー
巨人は11日、フェニックス・リーグでCSファイナルSの最終調整を行うため羽田空港から空路で宮崎入りした。原辰徳監督(55)は、12日からの実戦2試合でCS本番を想定したフルメンバーの先発を組むことを示唆。短期決戦に向け、実戦勘を呼び覚ます。
シーズン終盤はコンディションの悪い主力たちがスタメンを外れた。3日のヤクルト戦ではロペスが左脇腹に違和感を訴え、途中交代。ここまで優勝決定前までのベストなスタメンを組んでこなかった。消化試合が続いたことで、CSで本来の闘争心を発揮できないことが1番の懸念だ。
指揮官は「ロペスは頭からいく。(打撃不振の)坂本も大丈夫。各自に課題は伝えています。いまさらジタバタしても仕方がない。CSへの、いいステップアップになるよう励みをつけてほしい」とフェニックス・リーグ参戦の意義を説いた。
阪神と広島によるCSファーストSは、宮崎での試合と同じデーゲーム。「(ファーストSは)後でも見られる。自分たちの試合に集中するだけ」。甲子園での戦いに気をとらわれず、自軍の状態を整える。