初代４番は中田！野球の日本代表「侍ジャパン」を率いる小久保裕紀監督（４２）が、初陣となる台湾代表との強化試合（１１月８～１０日・台北市）に向けて、日本ハム・中田翔外野手（２４）を４番候補としてリストアップしたことが１１日、分かった。今季は左手骨折で離脱しながらも、リーグ２位の２８本塁打をマーク。シーズン終盤に戦列復帰しており、回復が順調なら打線の軸を任せる方針だ。

　小久保監督は現在、組閣と並行してメンバーの絞り込み作業を急ピッチで進めている。「軸のない組織は機能しない」という持論を持つ指揮官は、野手を絞り込むにあたって、４番という存在を重要視している。今春の第３回ＷＢＣを経験し、公式戦で自身初の３割をマークするなど大きく飛躍した中田の名前が挙がったのも、自然な流れといえる。

　リストには中田のほかに藤浪（阪神）、大谷（日本ハム）や小川（ヤクルト）らが含まれるとみられ、フレッシュな顔ぶれは大きな注目を集めそうだ。小久保監督は１２日に西武対ロッテのＣＳファーストＳを視察予定。４年後の世界一を目指して本格的に動きだす。