G杉内3回完全でCS3戦目へ不安一蹴
「フェニックスリーグ、巨人4‐0オリックス」(12日、ひむか)
巨人・杉内が3回無安打無失点と南国の地で躍動。打者9人で終わらせる文句なしの投球に、原監督も「いい段階になってきた」と納得顔だ。内海、菅野に続く、CSファイナルS第3戦での先発が濃厚となった。
首の張りで今季最終戦となった8日・ヤクルト戦での登板を回避。9月21日以来、中20日と間隔のあいた中でのマウンドだった。登板前は「久々なので不安があった」と振り返るが、若手中心のオリックス打線を手玉。「無難に0点で終われたので、次に自信を持って行ける」とモヤモヤを払った。
“空振り用”、“カウントを稼ぐ用”と状況に応じて曲がりを変えたスライダー。前回登板からブルペンで練習を重ねたチェンジアップ。主体となる2つの武器は健在で、短期決戦に向けて抜かりはない。日本一となった昨年はシーズン終盤から肩のコンディションが悪くCS以降の登板はなし。「ロッカーで試合を見るのは面白くない。勝利の瞬間に立ち会えるようにしたい」。1年前の悔しさは、快投で晴らす。