ロッテ伊東監督「最終戦に全力注ぐ」
「モブキャスト CS第1S第2戦 パ、西武15-0ロッテ」(13日、西武ド)
ロッテは眠っていた獅子に完膚なきまでに、たたきのめされた。11得点大勝から一夜明け、逆に15失点で大敗だ。それでも1敗は1敗。中盤までに大勢が決まる展開に、試合が終わるころにはロッテナインの気持ちも最終決戦へと向いていた。
伊東監督は「決着が(最終)決戦になって分かりやすくていい。明日(14日)はから揚げ(先発唐川)に頑張ってもらおう」と前向きに話した。
「短期決戦は先手必勝」と指揮官は勝ち抜く秘策を明かしたが、先手を奪われた。松永が初回、栗山、浅村に連続適時打を浴びるなど、三回途中5失点で降板。2番手・藤岡も大きく崩れ、2回2/3を8失点。これでは策の施しようもなかった。
五回で13点差。敗色濃厚となり、次なる手を打った。六回までに井口、角中、サブローら主力をベンチに下げた。伊東監督は「最終戦に全力を注ぐという意味でね。最後は総力戦で」と淡々と話した。里崎は「0対1も0対100も1敗に変わりはない。(3戦目を)勝てばいい」と力を込めた。後に尾を引かない敗戦。最終戦は切り替えて総力で白星をもぎ取る。