G原監督に余裕「ウズウズ感出てきた」
「セCSファイナルS・第1戦、巨人‐広島」(16日開幕、東京ド)
コナミ日本シリーズ2013の出場権を争うセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが16日に開幕する。リーグ2連覇した巨人が、CS初出場ながら3位から勝ち上がった広島を東京ドームに迎える。6試合制で行われ、リーグ優勝の巨人に1勝のアドバンテージが与えられる。15日は両チームとも打撃練習などで調整した。
巨人・原辰徳監督(55)がCSファイナルSに向けて、自信をみなぎらせた。
高揚感は、抑えきれなかった。「少し時間があった分、早くゲームがしたいなと。そういうウズウズ感も出てまいりました。期待と不安。不安があるから楽しめる」。余裕すら漂わせた。
レギュラーシーズンは8日に終了。この日までに選手の好不調を見極め、野手陣、投手陣の役割分担を明確にした。スタンバイはOKだ。だからこそ自信に満ちあふれた表情で「先手必勝であることは間違いありません」と明言した。
相手についても「(広島の)野村監督はオーソドックスでくるんじゃないかな」と読み、動じることは何もない。主力を中心としたぶ厚い戦力で主導権を握る。
東京ドームで行われた全体練習前には円陣を組むナインに「さあ、行こう」と声を掛けた。「選手一人一人の気持ちを言うんであれば、ウズウズしてきているんではないでしょうか」と代弁した。
「一戦一戦、積み重ねて、日本シリーズの切符を勝ち取りたいと思います」と高らかに宣言した指揮官。下克上を狙う広島を圧倒的な底力で粉砕する。