関学大2季ぶりV!宇都宮が3安打完封
「関西学生野球第3週第3日、関学大3‐0関大」(16日、わかさスタジアム)
関学大が関大を下し、8勝3敗勝ち点4で2季ぶり14度目(旧関六時代含む)の優勝を果たした。2年生右腕・宇都宮健太投手(香川西)が3安打完封で今季5勝、大学通算11勝目。明治神宮野球大会初出場をかけ、11月2日開幕の関西地区大学野球選手権大会(南港中央)に出場する。
最後の打者を中飛に打ち取ると、宇都宮はグラブをたたいて小さく拍手した。「捕ってくれ、とボールを見ていたらみんなが集まってきて…」と優勝の瞬間を振り返った。
176センチ、66キロと細身ながら、直球と変化球のコンビネーションを武器に春のリーグ戦6勝。今季も投手陣の柱となった。14日の立命大戦に続き中1日の登板で3安打完封。「疲れがないと言えばうそになるが、いい部分を出そうと思って投げた」と冷静だった。
今季初戦、降雨ノーゲームとなった9月7日の同大1回戦で左ふくらはぎを肉離れ。しかし驚異の回復で、雨天順延のため同22日まで延びた同大3回戦に復活登板し、完封した。この日を含め今季3完封。コーチを経て昨年12月に就任した竹内利行監督(63)は「4年生の永島を含め投手陣がよく頑張った」とたたえた。
関西地区大学野球選手権大会に向け、宇都宮は「一丸で戦いたい」と謙虚に話した。