亜大5連覇!東洋大以来の史上3校目

 「東都大学野球、亜大4‐3国学院大」(17日、神宮)

 亜大が国学院大を破って勝ち点を4とし、5季連続22度目のリーグ優勝を決めた。リーグ5連覇は2009年春の東洋大以来で史上3校目。今秋ドラフト候補の九里亜蓮投手(4年・岡山理大付)がシーズン自己最多に並ぶ今季5勝目。亜大は11月16日からの明治神宮大会で06年以来の優勝を目指す。中大は9‐3で駒大に雪辱した。

 マウンド上で、がっちり抱き合った九里‐嶺井のバッテリーを中心に亜大の歓喜の輪ができた。初の優勝投手となったエース九里は「終わった瞬間はこんなものかなと思った。嶺井が駆け寄ってきて実感しました」と喜びをかみしめた。

 国学院大の粘りを九里が断ち切った。2点の先制を許したが大崩れすることなく味方の失策があった八回無死一、三塁も最少失点でしのいだ。すべて完投で今春に並ぶ自己最多の5勝。どんな展開でも勝利に導き優勝の原動力となったエースを生田勉監督(47)は「チームの柱として頼もしかった」と絶賛した。

 5連覇したが、ゴールはまだ先だ。「まだまだ納得のいくボールは少ない。もっとレベルアップして神宮大会に臨みたい」と九里。大学野球の集大成を日本一で飾る。

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