楽天・則本9回1失点の好投実らず
「モブキャスト CSファイナルS・第2戦 パ、楽天2-4ロッテ」(18日、K宮城)
力投むなしく…。楽天先発の則本は9回1失点と好投したが、チームは延長戦で無念の敗戦。パ・リーグのプレーオフ、CSでは新人最多の11三振を奪ったが「負けたら何の意味もない。勝ちにつなげられなくて残念」と、責任を背負った。
最速は151キロ。「真っすぐもスライダーも良かった」と振り返れば、星野監督も「今シーズン一番良かった」と絶賛する内容。2万4097人という満員の大声援に「緊張はなかった。声援は力になります」と、大舞台にも動じなかった。
だが七回1死一、三塁で、ブラゼルの打球に反応したものの、グラブからこぼれて失点。両手で膝をたたいて悔しがった。「チェンジアップが高めに浮いた。しっかり落ちてれば点(を取られること)はなかった」
それでも今季15勝を挙げた実力は示した。下を向いていても始まらない。田中同様、今後は大事な場面での中継ぎ登板もある。「あしたも続くので」と前を向いた。