原G、出てこい“第2のボウカー”

 巨人が、日本シリーズで40人枠をフル活用する。短期決戦に向け若手や2軍の選手を含めた“戦力”の見極めを行う方針だ。

 18日夜にCSファイナルSを突破したが、本当の大一番はこれからだ。今後のメンバー選びも重要な作業。日本シリーズで登録できるのは40人でその中から25人がベンチ入りする。19日、川相ヘッドコーチは「40人枠をフルに活用してベストメンバーで戦っていけたらいい」との考えを示した。

 ボウカーが好例だ。昨季、レギュラーシーズンでは69試合の出場で打率・196と不振。だが40人枠に入ったボウカーは日本リーズで2本塁打、7打点と爆発した。首脳陣としては今年もその再現を狙いたい。

 戦力は、CSファイナルSでメンバー入りした選手だけではない。当然、フェニックス・リーグに参加している選手も候補で「戦力になりそうな選手がいる」と川相ヘッドは示唆する。今季、台頭しながら左膝靱帯(じんたい)損傷で離脱した中井も日本シリーズで“秘密兵器”となる可能性がある。

 短期決戦は26日からスタート。それまでメンバー選びも含めて時間は有効に使う。原巨人が日本一連覇に向けて、準備万端で臨む。

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