“小久保JAPAN”の主将に内川指名
「侍ジャパン」を率いる小久保裕紀監督(42)の初陣となる台湾代表との強化試合(11月8~10日・台北)で、メンバー入りが濃厚なソフトバンク・内川聖一外野手(31)が主将指名される可能性が出てきた。今回の代表は若手主体となるが、小久保監督は代表経験者の必要性を力説。WBCにも過去2度出場した内川にリーダー役を任せる。
11月の台湾遠征に臨む代表メンバーの“輪郭”が徐々に明らかになってきた。26歳以下の若手主体ながら、小久保監督は20日までに「全員が若手ではない。チームは(代表)経験者が1~2人いた方が締まる」と、オーバーエージ枠を導入し、まとめ役に据える考えを示している。
関係者の話を総合すると、最有力なのは内川だ。09年の第2回WBCでは打率・333、1本塁打と2大会連続の世界一に貢献。一方、今春の第3回大会では好機での自らの走塁死もあり、準決勝敗退。大舞台で喜びと悔しさの両方を味わっている。
内川はジャパンでも所属チームでもまだ主将経験はないが、小久保監督はその資質を認める。ソフトバンクで現役を引退した12年シーズン終了後、次代のチームリーダーとして「秋山監督が決めることだけど、聖一(内川)が一番適している」と語っていた。
メンバー発表は今月末の見通し。ソフトバンク時代の師弟関係が、日本代表で復活することになりそうだ。