楽天・田中将大投手（２４）が２２日、Ｋスタ宮城で練習を行い、２６日から始まる日本シリーズへ向けての心境を語った。当然、第１戦の先発が濃厚だが、その後は緊迫した場面での中継ぎ登板も見据えて、フル回転を誓った。

　球団初の日本シリーズ進出を決めた２１日のロッテ戦から一夜明け。チームはオフだったが、同僚の美馬とともにキャッチボール、ランニングで調整するマー君の姿があった。２１日は最終回に抑えとして登板し無失点。「体の張りは特にない」と問題なしを強調した。

　自身初の大舞台となる日本シリーズ。昔から、時間があればテレビで試合を見ていたという。「あこがれではない。日本一を目指すところで、最後に通っていくわけだから」と、目標の前の通過点であるとした。

　先発予定日は未定で「何も言いませんよ」と沈黙を貫いたが、もちろんエースとして初戦に出陣する可能性が高い。シーズン終盤や、ＣＳの時と同様、先発翌日以降の試合は中継ぎとして臨戦態勢をとる。「（起用について）何も聞いていないけど（中継ぎの）可能性はあるでしょうし、そういう状況になると考えて心の準備をする」。日本一奪取へ、ぬかりなく、状態を整えていく。