ドラ候補の京産大岩橋が今季初完封
「関西六大学野球、京産大4‐0大経大」(22日、皇子山)
京産大と龍谷大が先勝した。京産大の今秋ドラフト候補左腕、岩橋慶侍投手(4年・京都すばる)が今季初完封で4勝目。旧関六時代、1973~76年の大商大・斉藤明雄(現ロッテ投手コーチ)に並び歴代4位タイの大学通算30勝目とした。龍谷大は川井雄貴投手(2年・倉敷商)がリーグ戦初完封した。
京産大のエース・岩橋が大学通算30勝目を8奪三振完封で飾った。「ブルペンの調子は良くなかったが、マウンドで2~3球投げるとよくなった」と笑顔をみせた。入学当時を振り返り「30勝できると思っていなかった。チームプレーをやってきた集大成」とかみしめた。
通算20勝を挙げた4月8日以来の完封。9月28日以来、約1カ月ぶりの白星は、第7週で大商大に2敗して3季連覇を逃した苦しいシーズンを象徴する。「最後の1勝が遠かったが、いい形で取れて良かった」と、ホッとした表情を浮かべた。
24日のドラフトを控え、9球団から調査書が届いている。「やることはやった。結果を待ちます」と、静かに運命の日を待つ。