原G2連覇へ!零封リレーで好スタート

 「日本シリーズ・第1戦、楽天0-2巨人」(26日、K宮城)

 2年連続23度目の日本一を目指す巨人が、球団創設9年目で初出場の楽天を2‐0で下した。先発の内海哲也投手(31)が6回無失点と好投。原辰徳監督(55)は過去の日本シリーズで初戦先勝の場合は優勝確率100%。一方、楽天・星野仙一監督(66)は指揮官として日本シリーズ4度目の出場で初戦は4連敗となった。

 王者の底力を見せつけた。エースから勝利の方程式に持ち込み、無失点リレーで先勝。原監督は「内容はとにかく0点で抑えた。ジャイアンツにツキがありました」と高揚した表情を浮かべた。

 大事な第1戦を託した内海が力投した。6回無失点。再三、走者を背負っても粘った。楽天ファンの大歓声が沸き起こる完全なアウェー状態だったが、ひるむことはなかった。左腕は「最後まで投げきるのが理想ですが、後ろにいい投手がいるので初回からドンドン飛ばしていきました」と振り返った。

 広島とのCSファイナルSで初戦で先発したが4回2失点(自責0)で降板し、悔しい思いを味わった。それをバネにしての力投。指揮官は「粘って粘ってというスタイルの中、0点で抑えてくれ、バトンを渡してくれた」と目を細めた。

 七回以降の終盤はマシソン‐山口‐西村という盤石のリリーフ陣を投入した。「ペナントレースと同じ戦い方をした。結果的に0点に抑えたのは非常に大きい」と振り返った。

 試合前の全体ミーティング。原監督はナインに「戦い方は先手必勝が重要。やられたらやり返すという言葉があるが、やられる前にやる気持ちを第1戦から出していこう」と猛ゲキを飛ばした。その後、選手らみんなで手をつなぐ儀式を行い、一つになったチームは勝利をつかみ取った。

 原監督自身、日本シリーズで初戦勝ちの年は過去3度すべて日本一を達成。悲願の連続日本一に向けて突き進む。

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