川上氏、テレビアニメの世界でも活躍 

 プロ野球創成期を球界の第一人者として支え、監督として巨人を不滅の9年連続日本一に導いた川上哲治氏が28日午後4時58分、老衰のため東京都稲城市の病院で死去した。93歳。

 川上監督の巨人軍での采配はテレビアニメでも披露された。「巨人の星」(1968‐71年)では、主人公・星飛雄馬に自らの永久欠番「16」を背負わせた。星と、ライバル阪神の花形満らとの息詰まる対決を演出。また、アニメ「侍ジャイアンツ」(1973‐74年)でも型破りな主人公・番場蛮(ばんば・ばん)を入団させ、新魔球を繰り出す投手に成長させた。まさにV9時代の巨人での活躍がアニメの世界でも繰り広げられていた格好だ。

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