オリ2位富士重工・東明が2安打完封
「社会人野球日本選手権・1回戦、富士重工1‐0JR九州」(30日、京セラ)
オリックスにドラフト2位指名された富士重工(群馬)の東明大貴投手(24)が2安打完封、7奪三振でJR九州(福岡)を下した。ロッテ1位の東京ガス(東京)・石川歩投手(25)は打球を右足に受けて降板したが、8回1/3を無失点に抑えた。
富士重工・東明が即戦力右腕の評価にふさわしい好投をみせた。初回を2者連続三振でスタートすると、六回まで無安打。七回に初安打を許し2死一、三塁のピンチを背負ったが、最後を空振り三振でしのいだ。「思い切っていけた。七回は打たれたが、失点に結びつかせないよう心がけたのがよかった」と会心の笑みを浮かべた。
プロ入り前最後の公式戦は、来年からホーム球場となる京セラドーム大阪での試合。「マウンドは投げやすい。これから上のレベルでやるので不安も大きいが、強気のピッチングを崩さないことが大事」と表情を引き締めた。オリックス・内匠スカウトは「いいピッチングをみせてくれた」と満足そうに語った。