中日・森ヘッド田島再生へ「力みすぎ」
中日・森繁和ヘッドコーチ(58)が31日、ナゴヤ球場で秋季練習を視察した。中日屋内練習場のブルペンでは投手陣の状況を眼光鋭くチェック。来季3年目の田島慎二投手(23)を呼び止めると、フォームの力みを指摘。再生に乗り出した。
ブルペン脇に陣取った森ヘッドコーチが動いた。投球前の田島を呼び止めて、話し合うこと約5分。身ぶり手ぶりを交えて、フォーム修正案を示した。
2年目の今季、不振にあえいだ23歳の中継ぎ右腕だった。ルーキーイヤーはチームトップタイ56試合に登板して5勝3敗の防御率1・15だったのが、今季は50試合登板で5勝10敗、防御率4・76へ悪化した。「外から見ていて、1年目と2年目のフォームが違ったからね。思っていた通り、本人も力みすぎていると言っていたよ」。逆襲に不可欠な戦力だと感じたからこそ、再生に着手した。