星野監督、マー君に託した「完投しろ」
「日本シリーズ・第6戦、楽天-巨人」(2日、K宮城)
楽天・星野仙一監督(66)が1日、東京から帰仙後、第6戦に先発する田中将大投手(25)に完投勝利指令を出した。
悲願の日本一へ王手をかけ本拠地に戻った星野楽天。Kスタ宮城での胴上げ実現へ絶対エースに全てを託す。仙台駅で報道陣に応対し「完投?もうそれしかないだろ。(打線が)たくさん点を取ってやるから頑張れ」とゲキを飛ばした。
中5日、万全な状態で投げさせるからこそ完投は当然とばかりに言った。中継ぎが手薄な中、初戦先発の則本を第5戦で5イニングのロングリリーフをさせるなど、投手陣をやりくりし3勝までこぎつけた。後は無敗男が巨人打線を封じるだけだ。
仙台駅では約1000人のファンが出迎え、熱い激励に手を振った。第5戦後の勝利インタビューで「東北の仙台のファンの皆さんの前で宙に舞いたい」と絶叫した闘将。リーグ優勝、CSファイナルSと同じく、歓喜のマウンドは背番号18を送り出す。